絵を描けるようになりたいと、初めて思った日の話。

  • 2017.09.20 Wednesday
  • 22:42

JUGEMテーマ:イラスト

 

 絵を描く人達は、いったい何に影響を受けて絵を初めているんだろうと、思うことがあります。

ツイキャスやニコ生で周りに訊いてみると、多く帰ってくる答えは、

「小さいころから、なんとなく描いていた」という答えが多い。

「好きなアニメ・漫画のキャラを自分も描きたかったから」とかいう答えもあり、

本格的になっていくのも、「美術部にはいった時」とか、

「仕事に付くときに、自分ができることがそれくらいだった」とか、

「人から描いて欲しいと頼まれはじめたから」とか。

そういう話を訊いていると、自分と違う様々な境遇に触れられて、とても面白いなぁと感じます。

自分は、どうだっただろう。

 

「絵を描き始めたい」と思ったのは、絵を始めるよりもさらに前で、高校生のころでした。

当時、ニコニコ動画全盛期。みたらしもこの闇市場のようにあふれるアニメや音楽、

MAD動画をみていたヤングの一人でした。

その日もひまつぶしに音楽を色々と探していたのですが、たまたまある動画と出会ったのです。

 

 

 ネットの各所で拾われた綺麗な背景イラストのスライドショーに、

keyの音楽に参加している水月陵さんによる

切ないピアノ曲が流れているだけの、シンプルな動画。

たったこれだけなのに、与えられた感動は半端なものじゃありませんでした。

(無論今はイラスト無断使用ではあるものの・・・。それでも感動してしまったのは

本当だから難しいものです。ニコニコだからしょうがない 笑)

 

 様々な絵の中にいる、幸せそうな登場人物たち。

音楽は過剰なメロディでもなく引き締まって切ない。

多くの絵の中にあるのは登場人物にとっての日常の風景で、

音楽の演出は、日常の中に美しいものとドラマがあるんだと知らせてくれる。

絵と音楽の相乗効果で、胸がきゅっと締め付けられ、ふと外に出て街を一人で歩きたいような気持ちになる。

当時高校生だったみたらしは、毎日この動画を見て、2,3日に一度はひっそり泣いていたように思います。 

 

 この動画の中に使われてるイラストは、今でも一番の「好き」がつまっています。、

みたらしの3大リスペクトイラストレーター様は、帝国少年さん、天野こずえさん、

よしづきくみちさんですが、全てこの動画に使われていて知った方です。

一番好きなCDアルバムも、ここで使われている「智代アフターアレンジアルバム ピアノの森」ですし、

一番好きな漫画もARIAで、ここにコメントして誰かが教えてくれた漫画でした。

(読み始めたときにみたらしがしたコメントも、動画にまだ残っていますね。)

変わる気配がありません。

 

 絵の主人公たちは、その主人公なりの日常の風景にいてとても幸せそうでした。

その表情も、その風景も自分の周りも捨てたものじゃなく、良い場所や美しい瞬間、

切なくなる時代があると気づかせてくれるようなものでした。

人は自分の今生きる日常は幸せなものではないと思いがちだ、

と当時高校生なりに(ナマイキにも)思って居ました。

下ばかり見ず、目の前と周りと遠くにも小さな幸せはあるよ、と気づかせてくれるような作品達のように思えました、。

自分は、周りの幸せに気づく感覚をこの動画で与えられた、と思って居ます。

それに気づくと、日常にふと涙が出そうな幸せな場所・瞬間はたくさんあるように思いました。

 

 でも、同時に寂しい気持ちになりもしました。この幸せを知っているのは、

液晶の向こうのインターネットにはそこそこにいるようだけれど。

自分の周りにはいないんじゃないかと。

自分も、絵を描けるようになれば、周りもこの幸せに気づいてくれるかな。

誰かとこの気持ちを共有できるかな。

これが創作をはじめる原初のエネルギーだったように思います。

 

 この動画を見て、僕は絵を描けるようになりたいと初めて思ったのでした。

この動画を見なければ、僕は絵を描きたいと思わなかったのです。

そして、僕が絵を描き始めた日からずっとつくりたいと思っているものも、

この動画の中にあり、僕はまだまだそれに向かっている途中なんだと感じます。

それを、この間一度なんとなく形にしてみようかなと思ったのが、こちらのイラスト集販促動画です。

 

 

 最近仲良くなったM竿氏が自身のイラストで動画つくってたので、

完全に影響受けて8月COMITIA後急ピッチでつくりました 笑

(※このブログには、今後も活動で関わった人の名前が出ます 笑)

まだまだ動画編集も、音楽も、なによりイラスト自体もまだまだつたないですね。

一度きちんと作ったら、自分はどういう気持ちになるのだろう。

 

 この動画を高校生のころ見て、多分2、3年くらい経った2011年2月8日、

みたらしは絵を描き始めます。描きたいと思ってから描き始めようと思うまでには、

難しい精神状態の壁があったのですが、その話はまた今度。

 みなさんは、どうして絵を始めようと思いましたか。

良かったらコメントで教えてね。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

ちょっぴり傲慢でもありますが、自分もまた、

自分の活動を見た人がどこかに行きたいと思ったり、

何かを始めるきっかけと力添えになれたら。

こんなにも嬉しいことは、ありませんねぇ。

 

東京みたらし

 

*紹介した動画には続編があります。よろしければ。

 


※みたらしはホームページで通販を行っています。

購入して頂けると、みたらしの活動の助けになります。

http://tatsuya353.thebase.in

コメント
こんにちは、M竿氏です(^▽^)
ブログに名前があったので、僭越ながらコメントを(笑

みたらしさんの絵を描き始めた理由が、めっちゃ素敵すぎて、あ〜〜〜!!
自分はみたらしさんの絵から、懐かしさを感じています。
色もそうですが、線からにじみ出る親しみやすさと懐かしさは一体…なんなのだろう?

みたらしさんの絵を見てどこかに行きたい、よりも自分は、みたらしさんが描いてる背景の中に行って、存分に懐かしさで癒されたいです(笑

絵を描くきっかけ、は自分もないです〜
気がついた時には絵を描いていたので、身近なものでした。
でも、絵を描く意味はその時によって違かったように思います。
小さい頃は、私にとって絵は言葉だったし、学生のときは私にとって絵は鏡だったし、社会人になってやっと人に見せる為の絵を模索し始めているところです

ブログも応援しています!

  • もの干し竿
  • 2017/09/21 12:17 AM
>もの干し竿さん

うおお〜!M竿氏〜! 名前出した甲斐あったわ〜 笑
記念すべき初コメントですよー!!ありがとうございます。

≫小さい頃は、私にとって絵は言葉だったし、学生のときは私にとって絵は鏡だったし、社会人になってやっと人に見せる為の絵を模索し始めているところです

 意味は、あとから帯びてきた、ということですね!素晴らしいです。
私は、最初から見られること前提で描いています。
見られないと最初から楽しくなく、もはや苦しいという感情です(今後、足をすくわれることもあるかもしれません)。
もの干し竿さんを見てて一番思うのは、この人は純粋に描くという行為が好きだなってこと。黙っていてもそれを思わせてくれるあなたには尊敬の念ばかり感じます。だからきっと、描くという行為ベースにものごとが進むから、生産はブレなさそう。


 あ、線から出る懐かしさですかー?あれは線画レイヤーをコピーして乗算で上からのっけて、片方ぼかして、線画をだぶらせてるからそう思うんでしょう 笑
涙の目にうつるものは反射で揺れている、的なね(爆笑)

言葉、鏡、人に見せるための模索。
「面白い」の一言で片付けるのはもったいなさそうです。
今度タイミングが会えば、詳しくききたいところです。

応援ありがとうございます!もちろん、私も応援しています。
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